2014/12/31

Saint-Sylvestre

今年も残すところ本日のみ。みなさまどんな一年でしたでしょうか。今年もami8を通じて多くの人との出会いがありました。また多くの方々にお世話になり、この場を借りて御礼申し上げます。我がami8は春に大阪での整備を終え、完調になったところで今月よりボディの補修に入っており、そのまま年を越すことになりました。来年新芽が芽吹く頃には戻ってくるかと思われます。来年も当ブログ共々どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2014/12/27

クリスマスプレゼント?

クリスマスプレゼントよろしく、昨日海外から届いた荷物を開けたところ、スペアタイヤを固定するストラップでした。このパーツ、僕がこれまで確認したami6や8の多くが色が変色していたり、切れていたり、別のものが付いていたりします。我がami8は別のゴムパーツに交換してありました。ずっと探していましたが、中古はおろかデッドストックはまず見ないパーツで、ある意味、探すと見つからない最難関でしたが、ポロっと見かけ、高いこともなく手に入りました。このスペアタイヤ用のストラップはDS用のものがリプロダクションである以外は無いように思います。もしamiに乗られていてオリジナルのものが付いているのであれば切れないように大事に使用されることをオススメします。同じくエンジンルームにある専用ジャッキを固定するゴムストラップ(デッドストック)とともに、現在進行中のリフレッシュで使用予定です。

2014/12/24

Vœux

Vœuxというタイトルでメールが来ていて開くとこんな画像が。ami club de franceの会長、Didierからのものでした。みなさまも良いクリスマスを!

2014/12/21

スターターモーターのオーバーホール その1

手元にamiが無いので、以前リプロダクションのパーツに交換をした、動かなくなったスターターモーターのオーバーホールをはじめました。
原因はブラシの摩耗と決めつけて分解しましたが、全く無い訳ではなく、動きの悪さなどかもしれません。一応ブラシを交換して各部清掃とグリスアップを行い組み付けてみようと思います。このパーツ、ずっとPAIRS RHONE製とばかり思っていましたが、スロベニアのISKRA製のものでした。過去に交換されたか、当時この年式はISKRA製だったのか。パーツはISKRAのものが入手できるので、ブラシを取り寄せようと思います。


2014/12/14

スペイン生産のami8


以前にも何度か触れましたが、ami8はフランス以外にスペインやアルゼンチンでも生産されました。本国で生産されたものと仕様が少しづつ違います。アルゼンチン仕様に関してはグリル形状やバンパー形状なども違いますが、またの機会に。スペイン生産のものはamiというネーミングではなく"CITROEN 8"と名付けられ、本国でbreakと呼ばれるワゴンはfamiliarとなっています。写真は日本国内唯一のCITROEN8 familiarに乗るIさんとのツーリングの写真(2012年)。
こちらはyoutubeで見つけたCITROEN8の動画。写真で見ても判る通り、ドアノブにメッキモールディングが入り、本国仕様では黒色のみだったami8の前期型までのハンドルがスペインでは茶色のものが存在します。他スイッチ類にいくつかの変更点が見受けられますが、驚きが巨大はグローブボックス。おそらくオプションパーツと思いますが、これは初めて見ました。

2014/12/10

Google Earthに

神戸に住んでいた時代からの友人でDyane乗りのNさんからメールがあり、「Google earthに写ってますよ」とのこと。早速指定された場所を検索すると、バッチリ写っています。
今年の春にIさんの所に整備をお願いしていた時に撮影されたようです。写真奥には美しいDSの姿も。


2014/12/07

板金へ

ami8のオーナーになり3年を超え、長らく気になっていた、リアのホイルハウス等の板金塗装に着手することに。一度は関西で作業予定でしたが、諸事情により福岡で作業を行って頂ける所を探しておりました。今回の作業はVW等の板金で定評のあるTさんが引き受けてくれることになり、本日入庫いたしました。
リアのホイルハウス、リアフェンダー、フロントフェンダー、フロントホイルハウス、フロア、ボンネットと作業しない所が少ないので大仕事になりますが、春先には戻ってくることと思います。ボディのフルレストアのように、奇麗になり過ぎない感じを狙っています。今回は以前から集めていたホイルハウス周りのゴム類も一緒に持参しました。春〜夏に機関をある程度手を入れているので、ボディが仕上がれば個人的にはかなり納得のいく仕上がりになる予定です。また今回は外観で唯一オリジナルでは無かったサイドマーカーも手を入れます。こちらは定期的に工場に進捗を確認に行く予定です。


2014/12/06

TOUR DE ARITA 2014

11月30日(日曜日)に2CV乗りの主催者Tさんのお誘い頂き、同じく2CVのMくんと共に佐賀の有田で開催されたツールドアリタに参戦して参りました。当日は雨が降りそうな天気でしたが、何とか酷くならないうちに会場に到着。
1983年までの製造車ということとヨーロッパ車という括りで、ルノー4やアルファロメオ、MG、MINIなどが参戦。
特別枠ということで地元に生息するトヨタ2000GTも。
アルファロメオモントリオール。
残念ながらラリー中は大雨になりましたが、終了後は晴れ間も見えてきました。
ラリーの結果は予想外の同タイムの2位。ジャンケンで負けて3位に。記念プレートを頂きました。悪条件の中、必死にナビをしてくれたOくんのおかげです。来年も参加したいと思います。2016年の有田焼400周年に向けたプレイベントで、今回は1回目でしたが来年以降も続けて開催されていくことを望みます。主催のTさん、お疲れ様でした。来年以降、九州山口のみならず、関西などからもオールドフレンチが参加してくれるといいなと思います





2014/11/16

ヘッドライトアジャスターケーブルの交換

ヘッドライトの角度調整は車内のステアリング下部にある白いハンドルで調整可能です。そのハンドルからヘッドライトまでワイヤーで繋がっています。ワイヤーの先端はネジ山になっていますが残念ながら納車時より折れていて前回の車検時に光軸調整で苦労をしたので、探していましたが中々みつからず、ようやく中古品が見つかったので交換してみました。
上が折れたワイヤーの先端、下が購入した中古。これを車内とヘッドライトポッドの調整するフック(プラスチック)に取り付けます。ヘッドライトポッド(台座)はヘッドライト本体をプラスチックのフックに三箇所、一箇所は鉄のフックですが、プラスチック部分がよく折れているようで、注意が必要です。
無事ワイヤーの取り付けを完了しました。車検は来年末ですが、その際は車検も簡単にパス出来ると思います。



2014/11/03

映画の中のAMI~TRAFFIC

フランスの喜劇映画監督で自らもユロ伯父さんとして主演したジャック・タチの1971年の映画「トラフィック」。こちらは架空のカロシエ(コーチビルダー)の作ったルノー4のキャンピングカーを巡るコメディ。タチの映画としては諸作に比べ評価が低いようですが、個人的には最も好きな作品。ルノーが最も使用されたのはメーカーのサポートを得ているかと思われますが(現に彼の67年作「プレイタイム」はSIMCAばかりが出てくる)象徴的なシーンにDSが使われていたりします。残念ながらami8が確認出来たのはこのシーンのみ。写真では確認しにくいですが、サイドモールがあり、clubもしくはconfortではないかと思います。
シトロエンがよく写っているシーン。手前からDS、Dyane、そしてami6 breakが。
最後にいつものオマケ。サウンドトラックのLPとDVD。個人的には長らくVHSしか持ってなかったのですが、このたび発売されたジャック・タチのコンプリートDVDボックスを購入し、いつでも観ることが出来るようになったのは嬉しい限りです。



2014/10/27

ligne Z #77

ami club de franceの会報誌「linge Z」の77号は今年でデビュー50年を迎えたami6 breakの特集号。
年式毎の価格やカラーコードなど知る限り、ami6 breakについて最も詳しい資料ではないかと思われます。
他にもFraminio Bertoniの特集が。DS,ami6などと並んでPanhard 24のスケッチも掲載されています。



2014/10/26

リアスライドウインドウレールの交換

ami6や8乗りの方にとっては気になるポイントのひとつ、ドアのスライドウインドウのレール。素材はレール部分の鉄の表面にベルベット素材を貼って、ゴムで固めたようなものですが、ベルベットが剥がれどうしても汚くなってしまいます。以前まとめて入手しておいてデッドストックのレールに足りない部分は一部再生産パーツを使っての作業です。ちなみに再生産のパーツはゴムにベルベットを貼っただけのものなので、やはり揃うのであれば、当時のパーツを使うことをオススメします。
外す順序は横→上部→下部の順で、下部のレールの下のプラスチックのパーツまでを抜くとガラスが取り外せます。外して40年分のチリを取り除いたところ、薄いサビのみだったので、サビチェンジャーと塗布して、今度は新たなレールを逆の順序で入れていきます。
2時間ほどで左右のリアドアのレールを取り替えました。ここが奇麗になるとかなり良い感じです。


2014/10/25

とある整備工場へ。

今日はオートバイ、自動車マニアのMさんの計らいで福岡市内のKさんの整備工場へ。工場といっても自宅ガレージのようなところでところ狭しとポルシェやVWのパーツや工具がゴロゴロしていました。2cvオーナーのMくんのプラグの不具合をちょちょいと直して。ついでに僕のもちょっと見てもらいました。今後お世話して頂けそうです。
その後、軽くお茶しながらクルマやオートバイなどなどのマニアックな話を。Mさんのポルシェ996とともに。水冷とルックスのお陰で不人気ですが実車を見るとかなり格好良いです。


NORTH TENJIN PICNICS 2014

去る10月19日の日曜日、車山でフランス車の祭典が開催された同日に福岡天神の須崎公園で開催された「North Tenjin Picnics」にて車両の展示をさせて頂きました。VW type2、Fiat500、Citroen 2cvといったベーシックなクルマと並んだ我がami8。ベンチとポータブルプレイヤーでピクニック気分でゆるく過ごしました。シトロエン好きだとこの写真で気づくことがあるかもしれません。
この日はピクニックということでお遊びでami superのフロントマスクを装着、シトロエンドイツのオプションホイルリングでおめかししました。多くの方に展示を見ていただきました。旧車、特にフランス車のメンテナンスなど環境的には良くない福岡ですが、その中からフランスなどの旧車に興味を持って頂ける方が出てくると嬉しいです。質問は「壊れないか?」「維持費が高いのでは?」といった類いのものでしたが、壊れないし維持費も掛からないので、少しだけ自分で知識をつけると維持出来るクルマ。安心して飛び込んで欲しいと思います。
途中で参加されたホンダのCR110レーサー(もちろん本物)。当時200台強しか制作されていない49cc。途中少しだけエンジンを掛けていましたが、サーキットでしか堪え難い爆音でした。オーナーのMさんは僕が学生時代からの知り合いで生粋のオートバイ、自動車マニア。20年近く前にMさんのポルシェ356Bに乗せて頂いたのはいい思い出。また学生時代に入手しレストアをした我がLambretta J125のパーツをインターネットの無かった20年以上前にファックスを使って海外からデッドストックのパーツを取り寄せて頂いてました。



2014/10/11

l'auto-journal JEUDI 13 MARS 1969

1969年3月13日木曜日のl'auto-journal紙は、同年3月11日にジュネーヴショーで発表された新型シトロエンアミ8の特集号です。45年前のお話。
中面に2ページ見開きの記事。ami6 breakからの変更点のイラストも掲載されています。


2014/09/21

トリコロールデイ2014

一昨年参加した熊本阿蘇で開催されたトリコロールデイに参加して来ました。帰りに少し雨に降られましたが、曇り空で涼しく過ごし易い一日でした。今年は以前ここでお会いした方々との再会は勿論のこと、20年来の友人がテイクアウトのフード提供で参加していたり、知人が凄い車で参加していたり、知り合いの知り合いと話したりして過ごしました。
今年はami8仲間が増えていました。隣に写っている2CVオーナーの方が僕のami8を見て探されて購入されたとのことでした。amiを増やすことに少しだけ寄与出来たかもしれません。
ブルーのami8は1973年式。前期のグリル、ウインカーレンズと後期のハンドルが混在したモデル。ボディがとても状態が良いようでした。
知人が購入したフィアットディノスパイダー(1969年式)で参加されていました。フェラーリディノとの2ショットは九州だとまず見ることが無いと思います。
最後に新旧シトロエンが並んで記念撮影。シトロエン、ここ九州で密かに結束を強めているかもしれません。フランス車もイタリア車も旧いモデルの参加が少なく残念でしたが。こういう写真を誰かが見てくれて、来年以降に旧いモデルの参加が増えると良いと思います。

ちなみにAUTO CAR DIGITALにこの日のことが掲載されたようです。ナンバープレートで神戸からの参加となっていますが、私は福岡市内からの参加なのであしからず。http://www.autocar.jp/event_report/2014/09/21/92391/






2014/09/19

フランスとモロッコで見かけた旧車たち

8月にフランスとモロッコに行ってきました。その際に見かけた旧車を少々。まずはパリ篇。VISA。このあたりの車は以前は多く見かけましたが、確実に減ってきています。この車はセーヌ河岸に駐車していました。
こちらは"PARIS AUTHENTIC"という名の2cvの観光タクシー。ここの車両は2cvの限定車"COCORICO"。街中で2cvは見なくなりましたが、その分これはたびたび見かけました。
パリで見かけた2cv。しかし普通にこういうのを見かけませんでした。ルノー4もしかり。
こちらはフランス西南部の港町、ロシュフォールで見かけたルノー16。現地にある車としてはかなり良いコンディション。室内後部に130,000km走行のオリジナルなどと書かれた資料が載っていました。
今回の旅で写真におさめることが出来た中で最も珍しい車だったマトラM530。ロシュフォールの自動車整備工場前に駐車していました。コンディションは上々で各部オリジナルなコンディションのように見受けられます。
最後の一台はモロッコ、マラケシュの旧市街で見かけたルノー12。マラケシュはルノー4など旧世代のルノーが今も元気に活躍していました。タクシーはほぼダチア。モペットはモトベカンと流石に旧仏領の名残も。今回の旅を通じて最も印象的な一台は残念ながら写真におさめることが出来ませんでしたが、パリのリヴォリ通りで見かけた真っ赤なプジョー204カブリオレ。現代のパリの街を颯爽と駆け抜けていきました。







オルタネーターのブラシ交換

整備に出した際にMモータースのIさんよりオルタネーターのブラシが減っていることを指摘されていたので、Ducellierのオルタネーター用ブラシを取り寄せました。
左の減ったブラシと右の新しいブラシ。これで当分オルタネーターは大丈夫だと思います。