2015/12/25

WEEKEND OF A CHAMPION


2010年に日本に来た我がami8は2度目の車検を終え、2011年に我が家にやってきて5年目を迎えました。今回はミッションオイル、エンジンオイル、キングピンのグリスアップなどが中心の整備でしたが、ミッションオイルは久々の交換だったせいか交換後シフトフィールが良くなりました。またこれで2年問題なく乗れるでしょう。今年は懸案のリアインナーフェンダーあたりの板金も終わり、そのあたりを振り返りたいのですが、また別の機会に。
最近毎日のように見ているDVD。ロマンポランスキー監督、ジャッキースチュワート主演の1971年のモナコGPでの週末を切りとったドキュメンタリー、"WEEKEND OF A CHAMPION"(ウィークエンド・チャンピオン)。
当時のF1が今と比べてどれほど危険でドラマチックかはもちろんのこと、モナコのレーニエ大公とグレース王妃(グレースケリー)などの華やかさ、当時の風俗、カルチャー、映りこむすべてが素晴らしいです。
と、素晴らしい内容に水をさすようですが、なぜ邦題は"OF A"を抜いてしまったのでしょう。意味が違ってきますね。邦題はそんなのばかりですが。
 

2015/12/22

某所へ

某所に2cv乗りのTさんと一緒にクルマを見てきました。こちらはami6 berline。オリジナル度の高い個体でしたがこれから仕上げかな。クリフカットのサイド部のアルミパーツはオプションだと思います。
Tさんの目的の一台。68年式のAK350の425cc。ボディ、エンジン、ミッションなど手が入っているようでかなりしっかりした個体でした。Tさんこれはぜひ福岡にとどめましょう!
そして私の目的。1964年式のPanhard 24C。ドラムブレーキのフィンがそのままデザインになっています。着座位置は低くスポーツカーそのもの。ステアリングが楕円で操作機器もちょっと難解で正にフランスらしいクルマです。コンディションはまだまだでしたが、エンジンが掛かり、シトロエンとは全く違うパナールのフラットツインサウンドを聞くことが出来ました。パーツもオーナーズクラブ経由などでしか入りにくいようなので欠品の無い程度の良い個体が良いと思われます。


2015/11/16

TOUR DE ARITA 2015

日曜の早朝3時に起床しtour de aritaへ向けて準備。前日の雨も夜半には止んで、何とか天気も大丈夫そうです。

昨年同様ナビを務めてくれるOくんと朝5時に福岡を出発。7時すぎに会場の有田ポーセリンパークへ到着。Dさんの73年式ami8 berlineも会場入り。今回参加のシトロエンはami8×2、2cv club、BXの4台。フランス車はアルピーヌA110、ルノーシュペール5、ルノースピダー、ルノー4×2の計9台と九州ではなかなかフランス車が少ないことが浮き彫りに。逆にイギリス、イタリア、ドイツ勢は多数参加していました。

ぞくぞくとエントラントが会場に集結。その後ブリーフィングののちに最初の競技、スラロームへ移動。ami8には厳しいコースでしたが、踏ん張り、基準タイムを少しオーバーでコースへ。
 
 お昼の休憩タイムは有田の卸団地にて。今回も主催のTさんの計らいでゼッケンは8。
午後の部スタートへ向け参加車両が並んでいます。

午後3時半ごろ無事ゴール。ここでは見学の方も多くいらっしゃいました。残念ながら今年は3位入賞はならず。今年もナビを務めてもらったOくんが仕事に戻るというので、足早に会場をあとに。今年は参加車両も増えてイベントとして形になりつつある、tour de arita。来年の有田の開窯400周年に向け、主催の方や街のボランティアの方など頑張っていらっしゃいました。来年は関西あたりのオールドシトロエンやフランス車の方もご参加頂けると嬉しいです。主催のTさんお疲れさまでした。

2015/11/02

ダッシュボード周りの異音

プラスチックの塊で構成されたami8のダッシュボード周り。どうしても異音が出やすいポイントです。最近助手席側からの異音が気になったので久しぶりにダッシュボードを外しました。併せてエアベントからゴミや小石が社内に入るので、以前よりキッチンの三角コーナーのネットをボンネット側の入り口と社内出口に着けていましたが、それも交換。かなりゴミが溜まっていました。ネジ(隠しネジのような判りにくいもの含め)すべてにゴムのワッシャーを入れてガタつきを無くしてみましたが、結果は今一つ。もしかするとエンジンルームからの異音かもしれません。

2015/10/28

雪道を行くAmi 8

ネットで拾った画像で、細かいことは判りませんがこちら、雪道を行くami 8です。フロントドアのガラスが2分割に見えるので初期型(1969~1970)頃のものでしょう。写真をよく見るとフロントフェンダーに"ELAN RACING TEAM"のデカールが。このチームについてネットで調べていくと1970年前後でいくつかの戦績が確認できました。

2015/10/26

NORTH TENJIN PICNICS 2015

昨年に引き続き今年も福岡天神の須崎公園で開催された"NORTH TENJIN PICNICS"にて車両の展示をいたしました。今回はグリルを後期型のオリジナルに戻して参加しました。
今回は前回よりも多くの車両展示となりました。こちらは1963年式のRiley One Point Five。ライレーといえばエルフは見かけますが、こちらは一つ前の世代。とても良いコンディションでした。
こちらはMG1300。1300は3ドア主流らしく4ドアは珍しいようです。ちなみにご近所さんで、サンドイッチをごちそうになりました。
他にはCitroen 2cv Chaleston、VW type2 Westfalia、Fiat500。オートバイがHonda CR110、C100、Vespa160GS。前回は陽が落ちての散会でしたが、今回は夕刻には帰路につきました。ご参加の皆さま、有難うございました。
 
 
 


2015/10/20

FBM2015

遠路でなかなか行けないFBMですが、今年はCitroen DS60周年とC6の10周年ということもあり盛り上がったようですね。SNSや友人からの写真等で何となくの参加気分を味わっておりました。
そんな中、特派員?Fさんより写真を頂きましたので転載させて頂きました。奥からIさんのC8 Familiar、ami8(右ハンドル)そしてFさんのami8の3台が並んでいます。
こちらはami8 breakで参加されたNさんからの写真。国内唯一のM35。ロータリーエンジンとハイドロを組み合わせ。路上復帰はまだのようです。No.134の車両については他サイトで海外にある際の姿を確認しました。
 

2015/10/14

ALPINE / MATRA RACING IN BLUE

いつものamiとは関係が無いのですが、フランス車の歴史ということで。
昨日、予約していたアルピーヌとマトラのレース、ラリーにおける貴重な資料映像満載のDVDが届きました。文献では読めることも実際に本人(ジャン・レデレやジャン・リュック・ラガルデール)の語りで見ると説得力と臨場感があり、おススメです。http://www.euro-p.info/racing-in-blue.html


2015/10/13

トリコロールデイ

先月末のことですが、トリコロールデイに前泊から参加してきました。今年はアルファ147のOくんとボルボのTくんと3台で参加。昨年の阿蘇から今年は久住に場所を変えての開催でした。
初めての前泊ですが男3人のキャンプ、中々楽しいものです。キャンプ慣れしたOくんの手際の良さにただただ食べて飲んでばかりでした。
今年も2~300台は集まったのでしょうか。旧い車は少なめでオールドシトロエンは2cvが2~3台、Dさんのami8、など。逆にルノー4は10台くらい来てました。あまり写真を撮っていませんが、気になった一台。ロータスmk6。11月のtour de aritaにも参加されるようで一緒に走るのが楽しみです。
 


2015/07/30

TOUR DE ARITA 2015 エントリー受付開始

昨年からスタートした佐賀県の有田を舞台にしたクラシックカーラリー"TOUR DE ARITA"の今年のエントリー受付が開始されました。九州には無い参加者や観覧者も楽しめるアットホームなイベントだと思います。今年は2日間のイベントで内容も盛りだくさん。九州に縁遠い方、クラシックシトロエン等の参加大歓迎ですので、ぜひ。http://td-arita.com/

2015/07/27

A VENDRE

SNSからの情報で上記ami 8が販売されるとのことです。この時点でお気づきの方はまずいらっしゃらないと思いますがこのami 8は映画「私を離さないで」で使用された実物とのこと。こちらの車輛は映画に車輛を提供したご本人が今もオーナーで実車確認等を行ってから良いオーナーさんに引き継ぎたいとのことです。

内装に目をやると右ハンドル、灰皿、ベンチレーションの位置、メーター(マイル表示)などに違いがありますが、最大のポイントはチェック柄のシート。オリジナルのようなので1977~1978の最終期(もしくは右ハンドルのみ?)にはチェックのシートがあったことが判ります。右ハンドルのami8は台数が極端に少ない上、映画に使われた実車とのことでご興味のある方はいかがでしょうか。



2015/07/05

八女へ

今日はちょっとしたドライブに八女へ。
九州の民芸を扱う「うなぎの寝床」へ。旧家が残る街並、風情がありますね。


2015/06/08

GIRO DI CALDERASO

土曜日は朝からクラシックカーラリー"GIRO DI CALDERASO"のスタートを観に百道まで。途中こんなクルマと遭遇。
50年代のイタリア車中心の参加車輛。このあたりの車輛は工業製品というよりは工芸品といった趣。アルミパーツが美しい。BMWで参加されていた方がお見かけしたことのあるシトロエン乗りの重鎮の方だったのでお声掛けしました。
さすがにこのあたりの車輛はバッチを見ないとメーカーなどが判らないクルマもちらほら。
いつものメンバーと。2cvとVespa 200 Rally。50年代の名車たちと比較すると普通のクルマに見えるから不思議です。このあと近くで観戦していたオートバイマニアのMさんと合流してお茶~解散後は秋に開催されるクラシックカーラリーの打ち合わせ(ただのお喋りですが)へ。
 
 


2015/05/27

Ami 8 clubとcomfort

以前より気になっていたami 8のモデルの違いについてami club de Franceに問い合わせしたところ、回答が返ってきたので皆さんにシェアいたします。この違いを日本国内のショップなども間違えた表記だったり、知らなかったりしますので、今後ご購入を検討される方はチェックしてみてください。

【ami 8 clubの装備】
- side moldings
- chromed Entourages of high front and rear doors
- separated front seats (in option in comfort version)
- front seats with side pockets
- red carpet instead of the gray plastic one.


ということで外装上、ドアウインド周りにクロームパーツが装着され、サイドにモールがある全ami 8は正しくはami 8 clubということになります。内装では運転席側の足元にパッドのようなプラスチックがあり、シート脇にポケットがあるものです。またcomfortについてはシートがセパレートでサイドポケットの付いたモデルということになります。かなり細かいのでそのようなオプションがどれほど意味があったかは判りません。

上記のことを踏まえてモデルを大きく分類すると
-ami8-シートがベンチもしくはセパレート
-ami8 comfort-シートがセパレートでサイドポケット付(シートが合皮とファブリックのコンビ)
-ami8 club-シートがcomfortと同じでドア周りのクロームパーツとサイドモール
ということで良いと思います。

ちなみにサイドモールについてはパーツのみの販売があり、後で装着したものもあるとのことです。ただ74年モデル以降はベンチシートが選べず、ドア周りのクロームパーツを装着したものも無いのでami8の最後期にはモデルはclubが存在しないようです。※75年以降のモデルにサイドモール付は無いと思っていましたが、ネットで後期型でモール付を見かけましたがconfortとの記載があり、上記説明とちょっと違いますが、後期はclubが存在せず、normalとconfort(サイドモール付きでドアウインド周りのクロームパーツなし)になったのではと思われます。

2015/05/25

パリでは

パリでは昨日DS60周年のパレード、福井ではフレンチトーストピクニックが開催されていたようですね。FTPの写真にはami6 breakが2台、ami8 berlineが写真で確認できましたが、FTPはギャラリーに沢山の仏車が来ているので他にも参加していたのかもしれません。
昨日の福岡は初夏の日差しで日中の長時間移動が少し厳しくなってきました。
数字のついた車種の方なら一度は経験があると思いますが、たまたま昨日駐車したパーキングが「8」でした。


2015/05/24

Citroen Ami Super 6-8 tous les modeles de 1961 a 1978

今年に入ってフランス本国でamiに関する新しい本が出ているようだったので買い求めてみました。
中身はami6,ami8,ami super,M35に関する写真も盛りだくさんです。
真新しい情報は多くありませんが、M35に関しては割と詳しく記載があります。amiに関しては以前紹介したETAI社の本が決定版で、他に書籍化されていないので嬉しい限りです。もしかすると日本だけかと思っていたamiのちょっとしたブームですが、本国もそうなのかもしれません。



2015/05/23

Tipo 2015年6月号

すでにみなさんご覧になっていることと思いますが、雑誌Tipoの表紙をami 8 berlineが飾っていますね。表紙にami 8が来ることはとても珍しいことだと思います(初めてかも)。
写真だけでは詳細が判りませんがドアからリアウイングに伸びるサイドモールからami8 clubかと思います。ちなみに記事の中にフラミニオ・ベルトーニについてと1976年までとの記載があります。これはwikipediaの記載のままで間違えであり、そのまま本になってしまったことは残念ですが、正しくはベルトーニ作のami6をロベール・オプロンがリファインしたものであり、販売も1978年まで行われております。珍しく大々的に取り扱われたのでぜひ、今後正しい情報を記載頂ければと思います。(日本版wikipediaも間違えています)。


2015/05/21

Amiclub du Japon

2013年よりフランスのamiのオーナーズクラブであるAmiclub de Franceに入会しておりますが、このたびクラブのWebsite内、"Regions"にて日本のami事情や情報などをアップすることになりました。
http://amiclubdefrance.net/site/club-et-regions/

それに合わせてFacebook内に”Citroen Amiclub du Japon"のページを開設しております。
https://www.facebook.com/citroenamiclubdejapon?fref=photo
こちらは会員制のものではなく、Facebookに参加されている方ならどなたでも書き込み、閲覧が可能です。オーナーの方々や元オーナーの方の情報交換の場になればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


2015/05/12

ami8の救急車

ネットで見かけた珍しい写真。何でもスペインのami8、Citroen8 Familiareのアンビュランス仕様とのことです。
これは中も救急車ですね。しかもこちらfor saleのようなので、どなたか興味ある方はいかがでしょうか。


2015/05/11

Nさんのami8 break

このブログにたびたび登場するdyane乗りのNさん。数十年前からご自宅にあった由緒正しいdyane(植民地仕様と呼ばれる右ハンドル)をフルレストアされてお持ちですが、昨年末に1971年のami8 breakをフランスから個人輸入されました。私はまだ実車を拝見しておりませんが、オリジナルの薄いグリーンのファブリックでボディコンディションも上々のようです。本国ではami6のberlineやam8のcomercial(パネルバン)を除き、安価なので、整備出来るルートさえ持っていれば個人輸入も面白いかもしれません。

ami8のサイドマーカー考察

今回の作業では結局サイドマーカーは装着しませんでしたが、以前よりサイドマーカーについて調べていたのでその件を。私のami8は、2010年に日本に輸入された後、ショップで装着されたものですが、シトロエンとは何の関連の無いもので、かつ場所的にも過去のamiの歴代モデルを見てもその場所にサイドマーカーが着いた形跡はありません。また本国仕様にはサイドマーカーはありません。橙色、360°すべてから確認できるというのが日本の道路交通法の記載のようです。
ami8に関しては1970年に71年モデル(フロントドアウインドが上下するタイプ)が少数輸入されています。写真手前の車輛がそれですが、koito(小糸製作所)製のサイドマーカーがホイルハウス後方にあり、当時の輸入元、西欧自動車で装着したのではないかと思われます。形、場所とも良いバランスだと思います。
こちらが1969年のレンヌ工場でサイドマーカーを付けたamiを組み上げている写真でイタリア、北欧仕様だと思われます。SEIMA製のようでYさんに聞いてみたところ、GSやCXと同様のものではないかとのことでYさんのご協力もありながら、SEIMA製のレンズおよびサイドマーカーの台座を以前入手しました。
しかし実際に見ると結構橙色で結構目立ちますね。合わせてお気づきの方は少ないかもしれませんが、1974年式以降からクリアになるフロントウインカー(1973年まではホワイトとオレンジの塗り分け)がこのイタリア仕様ではすでにクリアなのが判ります。

2015/05/10

戻りました。

我がami8が板金より戻りました。昨年末Tさんの工場に入庫したものの、年明けに工場の都合で一度戻っておりました。中々進まない作業を以前少しメンテを相談したKさんに相談したところ、快く板金他の作業を4月頭に受けてくれることになりました。今回は全体を板金するというよりリアホイルハウス周りを重点的に行い、輸入時に装着されたサイドマーカーを外し、本国仕様に戻しました。以前の整備の際のエンジンルーム周りを含め外装も現在好みで交換をしているグリルを除きほぼオリジナルの状態に戻りました。
今回の作業を請け負ってくれたKさん曰く、鉄板が薄く板金にはかなり苦戦したようでしたが約1ヶ月で仕上げてもらいました。また、amiは構造上水が溜まりやすくサビ易いようでそこも苦慮したとのことでした。このタイミングでしか交換が不可能なリアインナーウイング周りのゴム類はリプロダクションのゴム類に交換、現在入手が難しいドアやリアハッチ周りのウェザーストリップの劣化による水漏れにはKさんがスポンジなどを追加して水が漏れにくい加工を施してくれました。また、電装周りに強いKさんにプラグ周り、電装系のチェック等をして頂き、エンジンの掛かりが格段に向上。フルレストアとは行きませんが、購入以来最高のコンディションになりました。Kさん諸々ありがとうございました。

今回のメニューは以下の通り。
<外装>
リアインナーウイング板金塗装
リアインナーウイング内部ストリップ(ゴム)類全交換
フロア(バルクヘッド下部)板金補強
サイドマーカー取り外し(フロントウイング穴埋め)

<機関>
プラグホール加工改修