2013/12/04

Ami Superのモデル遍歴


Ami Superの動力性能をよく表現した当時の映像です。そこでAmi Superのモデル遍歴について少々。Amiの3cv 602cc、2気筒エンジンではなくGS1015同様に1015ccの4気筒を搭載し、ami8のコラムシフトから通常のフロアシフトになっていることが最大の違いです。
外観的には大きくはフロント部分。グリル下に6つの穴、グリル内のダブルシェブロン、飾りの違いで見分けられます。またフロントグリルを止めているネジの数がAmi8は3つなのに対してAmi Superは5つあります。
Ami Superは73年から3年弱のみの製造の中で、おおまかに二つの違いがあります。こちらは73年モデルのAmi super。ホイルが通常のami8同様のものになっています。小さくて判りずらいですが、フロントフェンダーのバッジは1015とだけあります。
こちらが74年型以降。ホイルが穴があるものになっているのが判ると思います。こちらも判りずらいですが、フロントフェンダーのバッジはリア同様にAmi Superとなっています。またAmi8同様にこの時期ホイルキャップに変更があります。73年まではキャップ中央部の凹みが小さいタイプですが、74年型は大きいタイプ(のちの2CVなどと同形状)になります。ただし、Ami Superのキャップの中央部には細いラインが入っていたと記憶しています。あと細かい話ですが、ami8の場合76年以前のモデルはリアゲートのヒンジ(アルミ製)はボディ同色ではなく、アルミむき出しになっていますが、Ami superはデビュー当初からボディ同色になっているようです。シート形状、ホイルキャップの変更はami 8同様で74年と75年を境に変更があります。
74年型のAmi Super(右ハンドル)の内装。シートやドアの内張りはAmi8同様の変更をすでに受けています。(73年のAmi SuperはそれまでのAmi 8 clubと同形状のシートです)。Ami 8の流用が多い中、フロアシフト、センターコンソール、スピードメーターの形状、灰皿の位置、室外気の切り替えやハンドブレーキ、ハンドルのダブルシェブロンなど、目視できる部分で違いが散見できます。
他とても細かい箇所ですが、フロントのバンパーステーの数がAmi superのほうが多いです。理由は判りませんがセンター部に2つ追加されているようです。ami8が74年と75年での変化が大きいのと比較するとAmi Superは初年度の73年と2年目の74年が大きく違うところを見ると、シトロエンの思惑通りにAmi Superが売れなかったことにより、ホイルやストライプなどでよりスポーティかつ高級なモデルという訴求をしたかったのかもしれません。




0 件のコメント:

コメントを投稿