2013/12/23

Ancien Sac Plastique

こちらはシトロエンのディーラーで使われたであろうビニールの手提げ袋。D Specialが13,800フランとあります。DSだけだと手に入れないのですが裏面に。
Ami8 breakが。カタログを入れたりして使ったのでしょうか。他にも紙袋も一緒に届いたのでそのうち紹介します。


2013/12/22

Clignotant avant

先日車検をパスするにあたり、ヘッドライト周りは少し掃除をしたので、今回はフロントのフラッシャー周りを少し掃除。
この部分はスプリンクのフック4箇所でとめているだけなので、簡単に外れますが、以前塗装された際に外さずに塗装されていてボディ色がついている部分が多くあり、コンパウンドで磨いて落とし、再度装着して終了。
こちらはSEIMA製のデッドストック。いずれの日のために。74年以降のホワイト一色のものですが、国内外のami8でこの部分とフロントグリルが年式と合っていないものをよくみかけます。

2013/12/21

映画の中のAMI〜パリは気まぐれ

ブリジット・バルドー、アニー・ジラルド主演の1970年のコメディ、「パリは気まぐれ」にもami8が。写真に写っている車内はDS。
写真では確認しにくいですがami8 break。berlineの発表が1969年の3月11日ですが、breakはami6の在庫処理のために半年遅れの9月に発売されたので、映画の撮影時は発売後すぐだと思われます。
そしていつものオマケ。DVDとサウンドトラック。音楽はアラン・ドロン主演の「冒険者たち」などで知られるフランソワ・ド・ルーべ。全く余談ですが、「冒険者たち」にはMATRA DJETが並んだマトラレーシングチームの映像を観ることが出来るのでマトラファンにオススメです。





2013/12/04

Ami Superのモデル遍歴


Ami Superの動力性能をよく表現した当時の映像です。そこでAmi Superのモデル遍歴について少々。Amiの3cv 602cc、2気筒エンジンではなくGS1015同様に1015ccの4気筒を搭載し、ami8のコラムシフトから通常のフロアシフトになっていることが最大の違いです。
外観的には大きくはフロント部分。グリル下に6つの穴、グリル内のダブルシェブロン、飾りの違いで見分けられます。またフロントグリルを止めているネジの数がAmi8は3つなのに対してAmi Superは5つあります。
Ami Superは73年から3年弱のみの製造の中で、おおまかに二つの違いがあります。こちらは73年モデルのAmi super。ホイルが通常のami8同様のものになっています。小さくて判りずらいですが、フロントフェンダーのバッジは1015とだけあります。
こちらが74年型以降。ホイルが穴があるものになっているのが判ると思います。こちらも判りずらいですが、フロントフェンダーのバッジはリア同様にAmi Superとなっています。またAmi8同様にこの時期ホイルキャップに変更があります。73年まではキャップ中央部の凹みが小さいタイプですが、74年型は大きいタイプ(のちの2CVなどと同形状)になります。ただし、Ami Superのキャップの中央部には細いラインが入っていたと記憶しています。あと細かい話ですが、ami8の場合76年以前のモデルはリアゲートのヒンジ(アルミ製)はボディ同色ではなく、アルミむき出しになっていますが、Ami superはデビュー当初からボディ同色になっているようです。シート形状、ホイルキャップの変更はami 8同様で74年と75年を境に変更があります。
74年型のAmi Super(右ハンドル)の内装。シートやドアの内張りはAmi8同様の変更をすでに受けています。(73年のAmi SuperはそれまでのAmi 8 clubと同形状のシートです)。Ami 8の流用が多い中、フロアシフト、センターコンソール、スピードメーターの形状、灰皿の位置、室外気の切り替えやハンドブレーキ、ハンドルのダブルシェブロンなど、目視できる部分で違いが散見できます。
他とても細かい箇所ですが、フロントのバンパーステーの数がAmi superのほうが多いです。理由は判りませんがセンター部に2つ追加されているようです。ami8が74年と75年での変化が大きいのと比較するとAmi Superは初年度の73年と2年目の74年が大きく違うところを見ると、シトロエンの思惑通りにAmi Superが売れなかったことにより、ホイルやストライプなどでよりスポーティかつ高級なモデルという訴求をしたかったのかもしれません。




2013/12/03

ami8のモデル遍歴

1975年のパリサロンでのami8の写真を見つけたので、ここでami8のモデルチェンジについて少し触れたいと思います。ami8は69年3月11日のジュネーヴショーでのデビューから大まかには3つのマイナーチェンジをしており、個人的に初期 (69-70年型)、前期 (71-73年型)、後期 (74-77年型)と分類しています。※シトロエンの正式な見解ではなく、個人的に大まかな変更点が多く重なる時期で分類しています。詳細はさらに細かい仕様の変更がありますし、販売された国(ドイツ、オランダ、イギリス、イタリアなど)や製造された国(スペインやアルゼンチン)などで仕様が違いますので、本国の仕様を大まかに。

初期型(〜1970年5月)
前後共にスライドウインドー。グリルにダブルシェブロンがありません。合わせてフロントのスモールランプとウインカーはウインカー部分のみオレンジに色分けされています。※この時期のイタリア輸出仕様のみフロントスモールランプ、ウインカーともにホワイトです。ホイルキャップは当初アルミ製のセンター凹みが小さいタイプです。
モデルはami8もしくはami8 clubが選択できました。シートの素材が折り目がクロスしているファブリックもしくはジャージ素材+合皮の2種。※写真はclub 。この時代の素のami8はシートがベンチシートですが、clubには背もたれ調整のついたセパレートシートのほかにシート横にサイドポケットが装着されています。また外観上最大の違いである、ドアウインド周りのステンレスモールとサイドモールが装着されデラックスな仕様になっています。他にも遠心クラッチが装着できたようですが、遠心クラッチ付きのami8が73年以降のモデルで見かけたことが無いので、1969-71あたりのオプションなのかもしれません。
他にもドア内張りの形状が他モデルと違いプラスチック成型されポケットもあります。こちらには写真がありませんが、DSと同様のJaegerの時計が付いているものやラジオとラジオアンテナを装着したものもあり、そのあたりも選択だったのか、標準なのかが判りません。

前期型(1970年6月〜1973年8月)

前期型(1970年6月〜)ドア内張りが簡素なものに変わり、ウインドレギュレーターは白。この時代にも初期型同様に豪華仕様のclubがありました。現存するami8はこの時期のものが最も多いと思います。このモデルでは後期型への片鱗もあり、プレ74年型(1973年5月以降)にはリアゲートの"ami8"のバッジはゴールドのプレートに変更になります。また、この時期には黒一色だったダッシュボードに茶が追加されています。

後期型(1973年9月〜1978年7月)
写真は僕のami8ですが、フロントのサイドパネル下部に追加されているウインカーと、細かい話ですが、ホイルキャップの形状を除けば外観はほぼオリジナル状態です。この時期以降と思われる2気筒シトロエンの共通の変更点はホイルキャップの素材と形状かと思います。センターの凹みが大きくなり、後の2cvチャールストンなどと同じ形状になっています。ブラックアウトされたハニカム形状のグリルとすべてクリア化されたフロントのスモール/ウインカーレンズ(1974年9月以降)ウインドーレギュレーターは黒になります。

内装に目をやるとそれまでami6以降、DSと似た形状だったステアリングホイールはウレタンのものへ変更。シートの形状や素材も変更されています。またシート角の調整がダイヤル式だったものが、ここで初めてレバーの付いたリクライニング式になっています。シート色はファブリック+合皮タイプは見たことがあるだけで、ベージュ系、グリーン、ブルー、ブラウン(写真参照)があります。ボディ色に応じて好みでブラック、ブラウンの全合皮が選べたようです。

こういった変更は大まかなもので、先ほど記載したホイールキャップの形状の他にもフロントバンパー中央のブラックアウトされたものとされて無いもの、シフトノブのリングの有無、フロアのグレーのマットの素材および形状、シートベルトの形状など僕が気がついただけでかなりの細かい変更があります。またイタリアや北欧の一部の国々へはフランスから元々サイドマーカーが追加されたものが輸出されています。さらにこれにモデルとしてami8にberline、break、commercial、73年に追加され76年まで製造されたami superを加えるとかなりの違いがあります。ami superの年式による変更箇所も最近いろいろと判ってきたので、その話はまたの機会に。





2013/12/02

Bon anniversaire Ami 6


1960年、シトロエンのレンヌ工場の完成式典に参加するド・ゴール首相のカラー映像。そしてラインを流れるami6の姿も。編集されて後半は既に動画サイトなどで観れるものも含まれますが、前半のカラー映像は初めてみました。


2013/11/30

LES POPULAIRE FRANCAISES DES ANNEE 60


先日届いたルーフモールと同梱されていた雑誌。auto retroの2001年の別冊のようです。シトロエンは2CV、DS19、AMI6が掲載されています。他にもパナールPL17やルノー4、8、16、プジョー403、404、204、SIMCA1000などの大衆車の数々が大判の写真とともに各車5ページづつ掲載されています。
生存率の低さゆえ、なかなか当時のディテールを残したクルマが少ない大衆車ですが、この雑誌に掲載されたクルマはどれも美しいです。


2013/11/29

Profile de finition

2年ほど探しつづけましたが、ようやくami8の外装パーツの最難関のひとつ、ルーフモールのデッドストックを見つけました。国内外関わらず再塗装時や板金時に一度外してついていないものや別のモールで流用しているamiをよく見かけます。ちなみにベルリーヌは1本もの(6m)でブレークは5つのモールに分割されています。こちらはベルリーヌ用の1本もの。
こちらはパーツリストより。パーツナンバーはAM853-93Bです。


2013/10/26

Les Tabliers de la Rue Rivoli

子供たちが仲良くリヴォリ通りを渡る写真。ロベール・ドアノーによる1978年の作品です。とても愛らしい写真の左側、タクシー仕様のami8 breakが。ブラックアウトされたグリルから後期型のようです。

PSA AULNAY

NHK-BS1でのFRANCE2の週末のニュースより。PSAのオルネー工場の終焉を伝える内容でした。
最後にラインオフしたのはCITROEN C3ですが、何ヶ月も前にすでに完成していたとニュースは伝えています。。最盛期35,000人いた従業員は昨年末に2,000人、最終的には1,000人になり、来年以降は一部パーツの製造をするのみになるようです。
工場が稼働を始めた40年前にはDS~CXなどを製造し、年間418,000台を製造したとのこと。PSAが中国企業に買収される噂などを聞くとひとつの時代の終焉を感じずにはいられません。


2013/10/20

ligne Z #73

昨日自宅ポストにami club de Franceの会報誌"linge Z"の最新号が届いていました。クラブ総会での報告で、現在会員登録しているメンバーは211名。フランスはもとより、ドイツ、イギリス、ベルギー、オランダ、イタリア、スイス、日本のオーナーが参加しています。※日本は僕一人です。年齢層は20〜80台までと幅広く、コアメンバーは55~65歳の方々のようです。モデル別だとami6が6割、ami8が3割、残りがami superとM35。海外でのami6と8の評価の差が歴然とした結果でしょうか。

車山では

昨日と今日、フレンチブルーミーティングが開催中ですね。丁度参加されているIさんより連絡があり、生憎の雨のようです。また是非参加したいです。写真は2週間ほど前にFIAT500の皆さんとツーリングに行った際のもの。ami8が大きく見えます。

2013/09/16

秋月

古くは城下町であった秋月は福岡市内から車で約1時間。ようやく少し涼しくなってきたので、軽くドライブしてみることに。
小さな城下町に旧家もちらほら残っていたりします。
窓を開けて走ると涼しい風が入りますが、まだ陽が高いうちは少し暑いですね。

2013/08/16

MEHARI : Le retour d'une legende

NHK-BS1で放送されているワールドWaveでのフランス2のニュースは毎日チェックをしているのですが、今日のニュースに「伝説の帰還」と題された話題が。
1968年にデビューしたメアリのリバイバルブームを伝えるニュースでした。メアリ、楽しそうです。

2013/08/10

AMI8 en Argentine

フランスはじめ、スペイン、アルゼンチンなどでも生産されたAMI8。こちらは1970年、アルゼンチンでのAMI8のリリースパーティの模様を収めた貴重なひとコマ。現在でもアルゼンチンの一部の好事家により現存するAMI8は少なくないようです。

映画の中のAMI~モンソーのパン屋の女の子



エリック・ロメールの短編集DVDに収録された「モンソーのパン屋の女の子」でのAMI6。62年の映画なのでパリの街にはトラクシオンやDS19、パナールディナなども多いです。上の写真すみにはSIMCA1000が写っています。
そのDVDと映画を撮影される前にロメールによりノベライズされた「六つの本心の話」

2013/07/07

PARENTADO CITROEN 8

スペイン製ゼンマイ可動のCITROEN 8のモデル。1/32なので少し大きいですが、フォルムは角張っていて忠実ではありません。ただ、それも当時の味といえば味でしょうか。

2013/07/06

NOREV CITROEN AMI 8 No 139 Serie D

ami6に比べてモデル化された数の少ないami8ですが、その代表的なモデルであるNOREVの1/43。現在のNOREVのモデルはダイキャストですが、こちらはプラスチックです。素材故に変形してしまっているものも多いようです。
当時のパッケージもいい感じです。

2013/07/01

パーツあれこれ

少し前に発注をしていましたが、追加でパーツを探してもらっていたので到着が遅くなったパーツが海外から届きました。写真にすべては写ってないですがゴム類も随分揃ってきました。探していたフロントのセンターバンパーは勿論嬉しいのですが、焼けて斑模様の入っていたルームミラーもデッドストックで入手できました。バンパーのゴムは中々見つけられなかったものの一つですが、探してもらいました。
ある意味今回来たパーツで一番珍しい?かもしれないテールランプの台座。フランスのSEIMA製のものは見かけることがありますが、初めて見たスペインのYORKA製。今回お世話になったディーラーさんは探しているものを伝えると探してもらえて親切です。さらに今後ゴム類の一部のリプロダクションをするようです。こんな感じでamiのパーツは探せばかなり見つかります。
最後に。こちらは海外から届いた訳でなく、友人がサプライズで作成してくれたami8のスタンプ。以前より消しゴムハンコの上手な方だと知っていたのですが、驚くほどの精巧な造り。写真では見えませんがナンバープレートも「・・・8」になっています。多謝。


2013/06/24

A VENDRE

フランスの友人からの連絡で、ami8を販売したいとのこと。僕は車の個人輸入の知識が無いのでパスしますが、程度は悪くなさそうです。CITROEN AMI 8 BREAK 78,000km シート張り替え済み、消耗部品交換済み。機関良好。フランス黒ナンバー、登録書類あり、本国車検2018年1月まで。価格3,800ユーロ(応相談)。ご興味のある方はami8citroen@gmail.comまで。→本国で無事に買い手がついたとのことでした。またこのような情報があれば掲載いたします。

2013/06/02

affiche ami8

パーツ集めと合わせて集めているものに当時の資料があります。カタログは勿論ですが当時ディーラーの店頭などで使われたであろうポスター(affiche)もそのひとつ。額装するとキリッとした印象になりました。左のものは1969年のAMI8発表後のものと思われます。下の空白のスペースにディーラー名もしくは価格を書き込めるスペースになっています。右のものはフロントガラスがスライドで無くなっているので1970~71年でしょうか。パリのディーラーのスタンプが押されていました。見つかれば決して高いものではありませんし販売台数もかなりの数(755,925台)ですが、DSやGS、AMI6に比べると販促物が少ないのが残念です。